小滝建設工業は、川崎を拠点として首都圏の鉄道に関する土木工事を手掛けている、鉄道専門の工事会社です。
当社は2020年に設立50周年を迎えました。今後、さらなる発展を目指し、ともに働いてくれる社員を広く募集しています。
土木建設業の経験者はもちろんのこと、定時制高校の卒業生や大学卒業後の新卒など、業界未経験者にも広く門戸を開き、安心して就業していただきたいと考えています。
でも「土木建設業は、未経験者には厳しいんじゃないか」「線路上の工事は危険なんじゃないか」と不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。
そんな方も、安心してください!私たち小滝建設工業では、未経験者の方でも安全に、現場で活躍をしてもらえるよう、研修のカリキュラムを整えています。
このコラムでは、土木建設業に興味をお持ちのみなさんへ、当社のご紹介と鉄道工事業界の仕事の内容、そして当社が採用後に、どのような教育研修をおこなっているのかについて、教育担当者がお伝えします。
「学歴に関係なく、実力で人を見てくれる会社で働きたい」とお考えの方、ぜひご覧ください!
建設業の土木なら鉄道工事に就職! 建設業土木の中の「鉄道工事」とは
小滝建設工業は、鉄道工事を専門とする建設会社です。 川崎市に本社を置き、主に神奈川県で東海道線沿線、京浜東北線沿線、南武線沿線等の土木工事をおこなっております。
鉄道工事と一言でいっても、その内容は多岐にわたっており、具体的には以下のものに大別されます。
・鉄道構造物の改良及び補修工事
・耐震補強、災害時の復旧作業
・駅設備のバリアフリー化
・エレベーターやエスカレーターの設置
たとえば電車に乗っているときに、線路に異常があると、走行中に異音や揺れが発生します。これをそのまま放置すれば、脱線事故にもつながりかねません。
そのため、私たちのような鉄道工事会社が、終電後に補修が必要な箇所まで移動し、問題となっている線路の高さの調整など、レールに直接触れること以外の土木工事をおこなっています。
通常の建設業と大きく異なるのは「作業時間帯と制限時間」。
夜間作業が中心となるため、一般的な建設業と比較すると、深夜手当がつくために給料が高めです。また、予定されている工事を始発までに必ず終わらせなければならず、非常に緊張感のある現場となります。
電車の安全な運行には、私たちが手掛けている鉄道構造物の改良・補修などが不可欠です。
日本の経済を支える社会インフラである鉄道。その鉄道の安全な運行に寄与する鉄道工事は、社会が円滑にまわることを間接的に支えている、社会的意義のある仕事なのです。
建設業の土木なら鉄道工事に就職! 高卒で就職しても安心!充実した新人研修の実施
土木建設業全般として、安全を確保するためにかならず知らなければならないこと等があります。
そのため、当社では入職をした方には、経験を問わず必ず新人研修をおこなっています。続いては、その研修内容について触れていきましょう。
鉄道工事に限らず、土木建築現場には、当社以外にも多くの業者や職人が集まり、ゴールに向けて業務を分担し、時に連携し助け合いながら作業を進めていきます。
学生時代の部活動などと異なり、現場には自社以外の文化・考え方で動く人たちがたくさんいるわけです。
また現場では、元請けや施主が定める、または求めるルールが存在します。
現場で長く勤めている職人であれば当たり前のように理解をしていますが、社会人になりたての新人さんにとっては、「そんなルールが存在したなんて」と面食らうことになるでしょう。
建設業の中でも、とりわけ安全管理が徹底されているのは鉄道工事です。
鉄道を利用するお客様の数、鉄道が稼働している時間の長さを考えればおわかりいただけるかと思います。
現場に携わる人、一人ひとりがそのルールを徹底しています。
一例を挙げると、線路内の歩き方ひとつにも、細かいルールが存在するのですよ。
横に広がって歩くなどはまずありません。
研修を終えた後、いざ現場に入るときには、必ずメンターとなる先輩とともに作業をおこなうことになります。先輩の言うことをよく聞き、安全に配慮して動けば、新人さんも無事・安全に作業ができるでしょう。
上記のような、
「建設現場とはどのような場所なのか」
「どのような事に気を付けなければいけないのか」
「元請け・施主が定めるルールとは」
など、新人を現場に送り出したとしても、最低限、周囲に迷惑をかけず、且つ安全に作業ができるための大前提となる研修を行っています。
私たちはこれを「送り出し教育」と呼んで、
新人研修の最初のカリキュラムとして、新入社員が現場デビューをする前の必須研修にしています。
仕事を始めるにあたっての心構え、作業をおこなう線路上でのルール、さらには仕事を終えた後のルールなど、新卒社員には分からない、でも押さえておかなければならない安全上・倫理上の決まり事を余すことなく伝えているのです。
研修のやり方も、講義を聞かせるだけではなく、ストーリー仕立ての漫画や動画を活用して、若い人にとっても、直感的に分かりやすいように工夫をしているんですよ。
以前は「教わる側の心構えの問題」とされていたことも、より伝わりやすく心に残るようにと、研修の様態も変わってきています。
高卒で未経験で就職するような方も、ご安心いただけると思います。
建設業の土木なら鉄道工事に就職! 鉄道工事ならではの気を付けるべき点
鉄道工事の現場は、普段は電車が走行する線路内に立ち入るようなケースが多く、通常の建設業の土木の現場と比較しても、潜在的な危険性が非常に高いと言えます。
そこで、鉄道工事特有の3つの危険ということで、以下の項目を重点的に注意喚起します。
・触車
主に線路内で作業をする場合に、走行中の電車や作業の為の軌陸車(線路上を走行し、線路の保守管理などをおこなう車)などと接触してしまうことを指します。
・感電
線路内などには高圧電流が流れる送電線が走っています。工事中は送電をストップした上で作業に入りますが、連携のミスなどが起こさないための知識を伝えます。
・墜落
橋梁やなどの高所で作業をおこなう場合や、ホーム上での作業でも墜落の可能性はなくなりません。
転落を防ぐ具体的な対策をお話します。
どの項目をとっても、間違えば命に係わる重大なこと。
こうした安全対策を、施主や元請け会社と共に取り組んでいます。
建設業の土木なら鉄道工事に就職! 鉄道工事の代表的な「危険」は念入りに学ぶ!
鉄道工事業界特有の3つの危険についてお伝えをしましたが、その中でも最も時間を費やして安全対策について説明をするのは、「触車」についてです。
触車については、昼間と夜間の工事で、それぞれ気を付けるべき点が異なります。
終電後、鉄道の運行がおこなわれていない夜間に工事に取り掛かる場合には、鉄道会社によって電車が物理的に動かないことを確認します。
これを「線路閉鎖」と呼び、線路閉鎖が完了したことを確認してはじめて、作業員が線路内に立ち入ることになります。
一方で、鉄道の運行がおこなわれている昼間の場合には、そもそも線路からは離れた場所での作業が主になります。
この場合は、絶対に立ち入ってはならない範囲の確認をしっかりとおこない、触車事故が起きないように努めます。
そのために、入退出時には全員で点呼をおこない、作業員全員が完全に線路内から離れたことを確認することを徹底しています。
作業員が確実に作業道具を持ち返るということも、意識すべき点です。
初めて建設業界に入られる方や、新卒の方には、この話だけで1日を費やすこともありますよ。
建設業の土木なら鉄道工事に就職! 言葉の使い方が事故を防ぐ
当社に限らず、鉄道工事の会社はみな施主や元請け会社と一体となり、安全対策を講じています。
代表的な取り組みが、月に一回開かれる災害防止協議会と呼ばれる会議です。
ここでは、施主や元請け企業が定めたルールなどを再確認するとともに、最近の事故の事例などを共有します。
どんな事故が発生したのか、なぜ発生したのか、どういった対策をとるべきだったのか等を、現場で作業する一人ひとりに共有し、原因を追求していきます。
実は、作業の担当者同士の「コミュニケーション」が、事故防止に大きく影響しています。
意思疎通がうまく行くように、担当者同士のやり取りに齟齬が生じないよう、現場での言葉の使い方にも気を配るのです。
なぜなら言葉の受け取り方は、人それぞれ違うからなんです。
たとえば、「接地をとる」という言葉があります。
これは、送電線を地面につけることにより、万が一作業中に電気が流れるようなことがあった場合にも、電池が地面に流れるようにすることで、大事に至らないようにする作業を指します。
これは電化製品についているアース線と同じ原理で、鉄道工事でも同様の手順を踏むのです。
しかし、「接地をとる」という言葉は、接地を「つける」という意味以外に、接地を「取り外す」という意味で使われることもあります。
そのため、言葉の意味を取り違えた結果、意図していない行動を、作業者が取ってしまう可能性があります。
私たちはあえて「接地をつける・はずす」という指示の出し方をするようにしていますが、言葉の使い方ひとつが、安全に繋がるということもあるのです。
建設業の土木なら鉄道工事に就職! 夏場の熱中症対策にも積極的に投資!だから働きやすい
送り出し教育以外にも、研修内容として重要視しているのは、夏季の時期には熱中症対策です。
特に、近年は春先から秋口にかけて酷暑が続きます。
土木の鉄道工事は主に屋外での作業です。しっかりと対策をしなければなりません。
熱中症を予防する方法としては、まず何よりも体調管理が重要になります。前日の深酒や寝不足などは、体調を大きく損ねる原因となるので、日常生活を節度あるものにすること。
若い方だと無茶をしがちですが、近年の酷暑はいくら年齢が若くても気をつけていないと乗り切れません。
私のような立場の人間や会社、元請けが一体となってケアしていく必要があります。
当社では計画的な休憩時間の確保や、まめな水分補給などをルール付けすることで、熱中症を防ぐ仕組みを作り、作業に集中してもらえるようにしています。
現場で安全管理者がチェックリストを持って見てくれています。
それから最近の必須アイテムは、「空調ファン付きのベスト」でしょう!
今年も新しいモデルを採用し、全社員分会社で用意し支給しました。
年々機能が向上し、充電の持ちが良くなったり、現場の方はやはり高スペックなものを望みます。小滝建設工業はそういった希望に応えてくれる会社です。
このベストを着用すると、首から体に蓄積された熱が放出され、体感としても非常に涼しく快適に作業ができるので、屋外に滞在できる時間が大きく変わるようです。
それから、現場によっては、元請け会社がミストが発生する機械を設置してくれることもあったり、経口補水液を提供して下さることも。
現場で働く人たちの健康管理こそ、安全で確実な鉄道工事には欠かせないという認識の表れです。
このように、当社の研修体制はもとより、施主や元請け会社の意識も、みなさんが安全に仕事をして頂けるよう、配慮されております。未経験の方でも、独り立ちできるまで当社でしっかりとサポートしますので、ご安心ください!
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